ドクターモルツの言葉集


自分に起きた真実を作り出しているのは、あなたの「考え方の習慣」や「価値観」です。これらを変える事で、あなたの世界も瞬時に変わるのです。
あいまいな質問をしても、明確な回答が得られないのと同じで、次にやるべき事が抽象的だと、なかなか行動することができません。目標を具体的な行動ステップのレベルまで落とし込んでから行動しましょう。
人生にやりがいがないなどと言う人はそれに向かって努力する甲斐のある目的も持っていないものです。何か目的があるともっとよい人生になります。取り組む甲斐のある「楽しみな」何かを常に持つようにしましょう。
毎日、何に取り組んでいますか?何をしているかは別として、時間が取れれば、少しでも、自分に対する自分の「評価」があがるようなことをしてください。
自己改善は一種のゲームで、最初にやることは敵を倒すことではなく、自分の力を高めていくことです。
あなたは毎回勝つわけではないという事を覚えておいてください。最も有能な人でさえ打ち負かされる日もあります。しかし、この場合、いつでも成功するためにあなたのベストを尽くした後には明日があります。
成功や失敗は能力やアイデアで決まるのではなく、アイデアに賭けてみたり、リスクを取ったりして行動を起こす勇気を持っているかどうかで決まるのです。
私たちは、環境を打破し問題を解決して目標を達成する為に存在します。打破する標的もなく達成する目標もなければ人生の充足も幸福も決して訪れません。
自分を取り巻く世界の出来事が気に入らなくても、自分の内面で起こっていることに比較したら、大したことはない。「内側の世界」は「外側の世界」よりはるかに重要であり、成功は内側から生じるものだからである。
自分のイマジネーションを使って成功や満足、成果、強さを表すイメージと感覚を頭の中に作り出し、さらに、その新しいイメージを通じて自分のサーボメカニズムの内容を作り直すのです。
心配や不安が頭をよぎった時には、うまく行った経験を思い出すようにするのが効果的です。自分にとってプラスになるような鮮明な記憶をよみがえらせることで、過去の失敗をすみに押しやることができ、その結果サーボメカニズムに前向きの結果が記憶されます。
ダイエットしようという決意や新年の抱負、さらには積極的思考法を利用した誓いは失敗するのが普通ですが、その理由は、意志に頼っていることにあります。
セルフイメージの観点から見るとプラス思考法の信頼性はかなり低いと言わざるを得ません。意志の力や気合い、自制心も効率が悪く継続は困難です。プラス思考法も意志の力も試されていますが、セルフイメージを考慮しなければ、変化や成功は生み出されません。
サイコサイバネティクスを学習、また実践することで、セルフイメージを高める方法、ストレスに負けずに生きていく方法、さらに難局をチャンスに変える方法が身に付きます。
サイコサイバネティクスとは、「人間の心を操縦して、その人にとって実りが多く有益な目標に導き、その結果として、世界で最高の港、すなわち心の平和に到達できるようにすること」を指しています。
サイコサイバネティクスとは何でしょう。それは単なる心理学でも哲学でもありません。プラス思考法でもありません。サイコサイバネティクスとは、簡単に言えば「プラス行動」です。
研究によると、メンタル・エクササイズ、またサイコサイバネティクスのテクニックや方法は、気持ちをゆったりさせ、ほとんど遊び気分で練習したり、実践したりすると最大の効果が得られることが証明されています。
自分をよく見てください。自分、自分の中の他人、それに自分の意識を見つめるのです。
大事なのは、あなたの中の他人に自分を支配させてはならないということです。あなたがその他人を支配しなければなりません。また、誰かと付き合う場合、まず、あなた自身と付き合う能力がなければなりません。
あなたは自分の中の他人と知り合いにならなければなりません。だれにでも、この他人が自分の中にいるのです。この他人は、それを知り、意識することで友達にすることができます。
他人に対して偏見を持つこともありますが、自分に対する偏見は、それよりも深刻です。まるで、リンチを加えようと集まった暴徒が正しいと考えるのと同じようなものです。
心を自分の王国にして下さい。牢獄であってはいけません。自由に考えなければなりません。自分の考えを非難したり批判したりしてはならず、自分の考えがみんなと違うからと言って、自分自身を憎んではいけません。
自分の心、自分の考えを持たなければなりません。自分に対する尊敬の念、しかも最高の尊敬の念を持たなければなりません。自分の能力の範囲で、前向きに考えるのです。
自分の考えは、自分自身のものです。文明社会では、人間の行動に制約がかけられることがありますが、個人の考えには制約はありません。
人間の心、さらに具体的にいうと思考力は、人間の一番大切な財産の一つです。ただし、そのまま放っておいてはいけません。自分で考え、自分の考えを持たなければなりません。他人から言われて考え、それを信じてはいけません。
人間は、自分を非難し、自分自身をダメにしてしまうことがあり、その自己卑下の程度があまりにも大きいため、自分の最大の敵、つまり自分自身さえ、そのことに気がつかないことも少なくありません。
いつも、他人ではなく、自分自身についていくことを考えなければなりません。自分を責めてはならず、他人を責めてもいけません。
成功する人には「秘密」があります。秘密とは、自分を自由自在にリラックスさせる能力です。しかも、状況がひどく深刻なときでもリラックスした状態でいられる能力です。
大事なのは、精神の筋肉と肉体の筋肉を両方とも緊張させず、楽にしておくことです。精神の内部が混乱した状態であれば、成功はかなり難しくなります。
スポーツ選手が練習をするときには、過去の成功、自分の最高記録を土台にして練習をするのです。また、練習することにより、練習自体が前向きの習慣になります。失敗しても、「それがどうした」と自分に言い聞かせるのが大事です。
人が自分の短所や欠点について、あまり考えずにものを言い、その話をそのまま真に受けることはよくあります。この自己催眠、他人が自分の欠点について話したことによる自己催眠は、自分で解くことができ、また、そうしなければなりません。
不安や心配があるのは、目標があるがそこに達するための方法が分からないというときだけです。目標達成を決意したら不安や心配を捨て、目標達成に必要な環境を整え、自己を実現し目標に達します。失敗したとしても、人間は完璧ではない、皆が皆、いつも目標を全部達成できるわけがない、と考えます。
「以前はできなかったが今は簡単」という言葉を暗記し、自分のモットーとして使ってください。今までの経験を全部、この言葉を思い出しながら考えるようにします。
女性も男性も、成功した人たちはみな、イマジネーションの優れた使い手です。
セルフイメージには、クリエイティブで成功する自分が投影されていなければなりませんし、そのように変えなければなりません。それにはまず、現在の自分の良い面と悪い面を正確に確認しておくことが必要です。
ナポレオン・ボナパルトはかつて、次のように語りました。「人間は、イマジネーションによって自分を治める。」ただし残念ながら、自分のイマジネーションをうまく操っている人は多くはありません。
道が分からず、独りぼっちでさまよっているときには、自分のイマジネーションによって不要なイメージが作られ、そのイメージを通じて恐怖や不安がかえって大きくなることが少なくありません。
イマジネーションをコントロールしよう、うまく使おうという人はあまりいないようです。イマジネーションを上手に利用するのではなく、過去の失敗を想像し、そのことでイマジネーションの力や可能性を殺いでしまう人が多いのです
脳は、実際の経験と想像上の経験が区別できず、それも、想像上の経験が鮮明であればあるほどそうである、という事実があります。
自分が何かをしているところを想像するという訓練を積むと、必ず、実際の運動や行為に効果があります。この訓練はメンタルトレーニングと呼ばれており、うまく利用することで実際の生活に役に立ちます。
人間には誰にでも、いわば心のメモ帳があります。このメモ帳には、楽しかった出来事や何かを達成した事実を記録しておくべきなのですが、そうではなく、失敗したときや自信を失ったときのことを記録している人がいます。
サイコサイバネティクスでは、意志や精神力よりはるかに優れた道具、つまり前向きで建設的な自分のイマジネーションを使って、人生を良い方向に向けることができます。
あなたは、自分が考えている自分以外の何者でもなく、また、自分が想像している自分以外の何者でもありません。
セルフイメージの中にある人間像が無精者やいい加減な人間、引っ込み思案の人間だったときには、それぞれ働き者、誠実な人、自信に満ちた人間になるには、信じられないほどの精神力が必要になるはずです。
あなたは自分の目標に向かって行動し、自分自身を操縦しなければなりません。
あなたは自分を鼓舞、激励し、自己の向上に努めなければなりません。
あなたは探求心を持ち、自分と他人について、健全で建設的な姿勢で疑問を持つようにしなければなりません。
あなたは自分自身を信じなければなりません。
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