日本

日本国とは


 日本国(にっぽんこく、にほんこく)
万世一系の天皇を日本国民統合の象徴として国家としての日本、または日本の文化・民族は、長い年月を経て段階的に形成されてきており、建国時期を示す明確な画期はありません。
日本列島には約10万年前ないし約3万年前から人が住み始め、約1万2千年前の前後にアジア大陸と分離すると、東アジア文化圏の影響下にありつつも、独自の文化・社会・政治体制を築いていきました。
国家としての「日本」が成立したのは7世紀後半から8世紀初頭にかけての時期です



君が代


 君が代は 千代に八千代に さざれ石の いわおとなりて こけのむすまで

この歌は天皇を中心とするわが国が、小さな石が集まって岩となりその上に苔がむすほどまでに永く、平和で繁栄することを願う歌であり、日本国民の願いが込められており、天皇を中心として形成された日本国家の歴史に基づき、過去、現代、未来と国家の繁栄を願う歌であるのです。作者は未詳。

県の天然記念物に指定されている「さざれ石」

「君が代」は、10世紀に編まれた『古今和歌集』の「読み人知らず」の歌に由来しており、1,200年もの間、「君が代」は日本の歌謡として、広く親しまれてきました。
さて、「君が代」が日本国の国家として正式に定められた経緯をご説明します。
明治2年、イギリス軍楽隊のフェントンは国歌の制定を勧め、当時薩摩藩の大山厳らは、庶民に広く親しまれてきた「君が代」こそ国歌にふさわしいものとして 選び、フェントンに作曲を依頼しました。しかし、西洋的な旋律では歌詞にあわず、宮内省の林広守らにより、日本古来の雅楽の旋法にのっとって作曲され、現 在の国歌が出来上がったのです。
また外国の国歌と比べると、外国の国歌は、戦争や血や敵などという戦闘的なイメージが多いのですが、
それに比べて、日本の国歌は平和と繁栄を祈る歌であるのです。
ちなみにこの『君が代』が明治36年、ドイツにおける世界国歌コンクールで1等になり、
余り外国のものをほめない英国人が『君が代』を天上の音楽であると言って激賞したといいます。



日の丸


 国旗はその国を象徴します。我が国は、太陽にちなんだ国名「日本」にふさわしく、太陽を表す「日の丸」を国旗としています。

嘉永6年(1853)、幕末の日本に米国ペリーの黒船が来航しました。これをきっかけに西洋物質文明による国際社会の荒波が日本に押し寄せ、日本の船が多数の外国船と接するようになりました。
そして、外国に対し、藩という枠組みを超えて「国」という存在を示す旗が必要となり徳川最後の将軍・徳川慶喜の父で水戸藩主の徳川斉昭と、薩摩藩主・島津 斉彬は、過去の歴史を踏まえ、日本の旗には「日の丸」がふさわしい、と主張するのです。幕府はこの案を受け入れて、「日の丸」を日本の総船印とし、さらに 御国印、すなわち国旗としたのです。
現存している最古の「日の丸」は、14世紀に建武の中興で知られる後醍醐天皇が錦の御旗に使われたものです。

このような背景から「日の丸」は、国際社会に日本の国旗として、ゆるぎなく定着しています。

また、最近の世界国旗ランキングでは日の丸が三位になりました



君が代・日の丸問題


 今、学校によっては軍国主義の象徴だった「日の丸と君が代」を卒業式・入学式で強制している、として全国の小・中・高を問わず君が代・日の丸問題が起こっています。
その根拠として、政府が「日の丸・君が代」について一方的に国旗・国歌扱いしてきたのであり、「君が代」の「君」が天皇であるということから、君が代は天皇崇拝の歌であり、
天皇統治の体制が永久につづくことをうたったもので、主権在民の憲法と両立しない
などの意見があります。また、「日の丸」は侵略戦争のシンボルとされてきたものであり、戦時中、日の丸の旗のもとに子供を戦場に送ったことなどから、今、日の丸を儀式等に掲げるようなことをすれば、いずれまた戦場に子供を送ることになる、と思ってこれに反対しています。更には「日の丸の赤が血を表している」、との異論を唱えている人さえ居るのです。

「君が代」の、象徴としての天皇の世が、ずっと続く、、、ということは日本という国家が平和に続いていく、、、というふうに考えるのが自然だと思いますし、「日の丸」に関しては、戦争の時代の国旗が日の丸だったからといって、過去にとらわれ、「日の丸」を罪悪視することはないのです。安易に「日の丸」を戦争に繋げてしまう事自体が大きな間違いです
君が代、国旗掲揚を軍国主義や思想の自由に結びつける発想が今の子供たちにあるとも思えません。
国の基本的なあり方が変わっていなければ、国旗・国家を変える必要など全くないのです

どの国でも国の重要な行事や式典では国旗を掲揚し、国歌を演奏します。国旗・国歌に敬意を払うことは、その国の人々、そしてその国に敬意を表すことです。
世界各国の人々は、自国の国旗・国歌を尊重し、学校教育においても、国旗・国歌についての教育を行っています。
日本のように、学校で、国旗・国歌について教えず、入学式・卒業式等できちんと国旗掲揚・国歌斉唱が実施されていないという現状はとても稀な事なのです



引用元:http://yamat00.web.fc2.com/nihonnkoku.html

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